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弁護士がkintone(サイボウズ)を使うメリット

目 次
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弁護士業務において、日々の業務効率を向上させるツールとしてサイボウズのkintoneが挙げられます。この記事では、kintoneが弁護士業務にどのように貢献できるのか、そのメリットと共に、弁護士向けに特化したシステムとの比較も含めて解説していきます。

kintoneでできること

サイボウズのkintoneは、データベース作成から業務プロセスの管理まで幅広い機能を提供し、弁護士業務の多面的なニーズに応えるクラウドベースのワークフロープラットフォームです。ここでは、kintoneが弁護士業務にどのように役立つのかを紹介します。

案件管理

kintoneを使用することで、案件の登録、進捗管理、関連情報の一元管理が可能になります。各案件に関する重要な情報を一か所で管理し、関係者間での情報共有とアクセスが簡単になります。また、カスタマイズ可能なビューを利用して、案件ごとの状況をリアルタイムで把握できるため、進捗確認とリソース配分を効率的に行えます。

スケジュール共有

チームメンバー間でのスケジュール共有も容易です。重要な会議や期限、裁判の日程などをチーム全員が把握し、業務の調整を行えます。カレンダー機能を活用することで、事務所全体のスケジュール管理を効率化し、スムーズな業務運営をサポートします。

文書管理

kintone上で文書を管理することで、案件に関連する文書を高い安全性を持って保存し、必要な時にいつでもアクセスできるようになります。バージョン管理機能により、文書の更新履歴を追跡できるため、複数の関係者が同じ文書を編集する際の混乱を防ぎます。また、検索機能を利用して特定の文書を迅速に見つけ出すことが可能です。

kintoneのメリット

ここからは、kintoneのメリット、特に弁護士業務において重要なポイントを解説します。

効率化と自動化

kintoneのメリットは、業務の効率化と自動化を実現できる点です。例えば、ワークフロー機能を活用することで、案件の承認プロセスや文書のレビュープロセスを自動化し、手作業による時間の浪費を大幅に削減できます。これにより、弁護士は業務にかかる時間を削減し、より重要な案件へ集中して取り組むことが可能となります。

高いセキュリティ

弁護士業務においては、クライアントの機密情報を扱うため、セキュリティの確保が非常に重要です。kintoneでは、データの暗号化やアクセス権限の詳細な設定など、高いレベルのセキュリティ対策を提供しています。これにより、情報漏洩のリスクを最小限に抑えつつ、安心感を持って業務を遂行することができます。

柔軟なカスタマイズ性

kintoneが持つ大きなメリットとして、柔軟なカスタマイズ性も挙げられます。業務のニーズに合わせてアプリケーションを自由に作成・改変できるため、弁護士事務所独自の業務プロセスに合わせたシステム構築が可能です。

また、サードパーティ製のアプリケーションとの連携も容易であるため、既存のシステムとの組み合わせによりさらなる業務効率化も期待できます。

弁護士業務にはkintoneが適切な選択肢か?

kintoneは多くの業務に対して高い効率化と便利さを提供します。ただし、弁護士業務の独特な要件を満たすためには、さらに専門的なシステムを検討する価値があるでしょう。ここでは、弁護士業務に特化したシステムの利点と導入の際に考慮すべきポイントについてまとめています。

弁護士業務に特化したシステムの利点

弁護士業務に特化したシステムは、法律事務所のニーズを深く理解した上で設計されています。案件管理、時間計測、請求書作成といった法律実務に必要な機能をより詳細に提供し、業務の質を大幅に向上させることができます。また、法律業界特有のセキュリティ要件にも対応しており、クライアント情報の保護を強化します。

導入を決める前に考慮すべきこと

弁護士業務に特化したシステムを選択する際には、事務所の現在および将来のニーズを考慮することが重要です。システムの機能性だけでなく、導入後のサポート体制、使いやすさ、コスト効率も評価基準に含めましょう。

また、他の既存システムやツールとの互換性や統合のしやすさも、スムーズな業務運営のためには不可欠な要素です。適切なシステムを選択することで、業務効率の向上だけでなく、より高いレベルのクライアントサービスの提供へとつながっていきます。

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弁護士事務所の
ニーズ別・弁護士システム3選
弁護士システムといっても、最低限の機能を備えたシンプルなものから、自社の業務スタイルに合わせてカスタマイズできるリッチなものまで様々な製品種類があります。
ここでは弁護士業務のニーズ別に、マッチした機能を持つおすすめの弁護士システムを紹介します。
事件情報だけを
管理したい
firmee
(合同会社firmee)
firmeeのイメージ画像

引用元:firmee(https://firmee.com/)

おすすめポイント
  • 事件情報の管理に特化した、シンプルなシステム
  • フリープランで事件30件、連絡先件数2,000件まで無料利用可能
こんな弁護士事務所に
おすすめ

コストをかけず、シンプルに事件情報をクラウドベースで管理・共有できるようにしたいソロ型事務所など

訴訟書類作成業務
効率化したい
Trustice
(新日本法規出版)
Trusticeのイメージ画像

引用元:新日本法規出版(https://www.sn-hoki.co.jp/trustice/)

おすすめポイント
  • 訴状・答弁書などの作成を支援する豊富な書式テンプレートを搭載
  • 類似する相談内容のテンプレ登録が可能。案件のタスク登録手間を削減
こんな弁護士事務所に
おすすめ

事務業務が増加し、タスクを分担しながら、正確性を担保しつつ効率化を実現したいソロ・親弁型事務所など

売上稼働
まとめて把握したい
LEALA
(レアラ)
LEALAのイメージ画像

引用元:LEALA(https://leala.ai/)

おすすめポイント
  • 請求作成から入金管理までの運用を一元管理できる
  • 売上・稼働業務量を可視化。業務分析・経営分析が可能に
こんな弁護士事務所に
おすすめ

情報管理に紐づけて、出入金や稼働業務実績、売上を把握し、経営の合理化を実現したい経費共同型事務所など

        おすすめの理由:「弁護士システム」でGoogle検索したうち、上位表示される16社より、下記理由より選定(すべて2024.2.20時点の編集チーム独自調査による)
        ・Trustice…16社が扱う弁護士向けシステムの中で唯一、訴訟書類作成を支援する豊富な書式テンプレートを搭載。膨大な手間がかかる文書作成の入力を半自動化。
・Firmee...16社が扱う弁護士向けシステムの中で唯一、事件・連絡先を登録できる0円プランを標準提供しているシステム。とりあえず紙やExcelで行っていたような事件管理をクラウド上で行いたいなら適切
        ・LEALA...16社が扱う弁護士向けシステムの中で唯一、個人・法人のリーガルサービスいずれにおいても、案件管理・業務管理・会計管理・稼働管理・広告管理ができる機能を標準装備。基幹システムとしてマネジメントに活用可能          
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