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LegalWin(リーガルウィン)

合同会社LegalWinのHPキャプチャ画像
引用元:合同会社LegalWin公式HP
(http://www.legalwin.jp/)

法律事務所・弁護士向けのシステム「LegalWin(リーガルウィン)」のシステム特徴、料金・プラン、導入事例、会社の特徴について詳しく紹介します。

目 次
目次

LegalWin(リーガルウィン)のシステム特徴

タイトル_特徴まとめ

弁護士のオリジナルツールを基にした事件管理システム

代表の橋本訓幸氏が弁護士業務を効率化するために自作したツールを基に、大手電子機器メーカーに所属していた技術チームと開発したクラウド型事件管理サービスです。利益相反チェックなど事件管理に必要な機能が揃い、事件記録の検索機能、タイムチャージ計測による時間管理、通帳OCR機能などの独自機能も搭載されています。

また、パソコン操作が苦手な人でも直感的に使用でき、マニュアルを見なくてもスムーズな入力ができることを重視した仕様です。

安心のセキュリティ体制

会員登録をした直後から使用可能です。クラウド上のシステムなので、リモートワークや外出中など事務所外でも必要な情報を確認することができます。また、サービスのアップデートや機能拡張は常に行われており、そのための費用などもありません。大手都市銀行や政府機関も利用しているAWSで、セキュリティ面でも安心感を持って利用できます。

その他にも、情報漏えい防止、海外からのアクセスの遮断、通信の暗号化、アプリケーションファイアウォールの導入など、多数の対策がおこなわれています。

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LegalWinの機能一覧

関係者情報の入力

各事件の依頼者、相手方、裁判所といった関係者情報を一元的に管理する、データベースの中核機能です。弁護士業務で扱う関係者情報は、単なる連絡先だけでなく、事件での役割や連絡時の注意点など多岐にわたります。

本機能は、事務所内の誰もが正確な情報へ即座にアクセスでき、情報の一元化に役立つ機能です。パラリーガルや事務職員が担当弁護士に都度確認する手間が省け、業務がに円滑になります。一元化されたデータベースは、別機能である「利益相反アラート機能」の基盤データとして機能する点も魅力です。

TODOの管理

各事件に紐づくタスク(TODO)と、その期限を管理する機能です。システム上で期限日が一覧で明瞭に表示され、視覚的にタスクを把握しやすい点が特徴です。訴状の提出期限や控訴期限といった法定の期限を守るために役立ち、致命的なミスを防ぐためのセーフティネットとして機能します。

また、各弁護士やスタッフのタスク量と期限を俯瞰的に把握できるため、リソースの適切な配分や業務負荷の調整にも便利です。事務所全体の生産性と健全性を高める効果が期待できます。

期日の管理

TODO管理の中でも、特に裁判期日など、訴訟進行上きわめて重要なスケジュール管理に特化した機能です。

本機能は、事件ファイルとカレンダーを直接連携させ、単に日付を記録するだけでなく、「どの事件の、何の目的の期日か」という点を明確に管理できます。複数の事件を抱えても期日を混同したり、準備を怠ったりするリスクを低減させます。

事務所全体でカレンダーを共有すれば、担当弁護士が急病などで対応できない場合でも、他の弁護士が迅速に代理対応を行うための情報基盤となります。個人の記憶や能力に依存した管理から、組織的な危機管理体制を行う上でも大切な機能です。

書面作成機能(郵送・FAX連絡書)

訴状などの法律文書作成の支援に加え、日本の法律実務で頻繁に用いられる「郵送連絡書」や「FAX連絡書」を定型的に作成する機能です。事務作業時間を削減し、時間の効率化を図れます。また、「FAX連絡書」の作成機能が独立して存在している点にも注目です。官公庁や多くの法律事務所間で使われるFAXにフォーカスし、既存の業務フローを大きく変えることなく導入できる点は魅力といえます。

事件単位共有機能

特定の事件情報のみを、他の法律事務所に所属するユーザーと安全に共有する機能です。共同受任事件や弁護団事件など、複数の事務所が連携するケースは珍しくありません。事件記録の共有は、物理的な書類の郵送やセキュリティに懸念のあるメール添付など、非効率かつ情報漏洩のリスクを伴う方法で行われがちでした。本機能は、自事務所の他の事件情報にはアクセスさせず、対象事件の情報だけをセキュリティの高い環境で共有できるようにします。

利益相反アラート機能

新規の相談や受任の際に、過去の事件の関係者との間で利益相反が生じる可能性を検知し、警告(アラート)を表示する機能です。利益相反の確認は、弁護士倫理の根幹をなす極めて重要な義務です。違反した場合、事件からの辞任や懲戒処分など、事務所に致命的な結果を招きます。しかし、事務所の規模が大きくなるにつれ、全ての利益相反関係を人間の記憶や手作業だけで完璧に管理することは難しいものです。本機能は、「関係者情報」データベースを自動的に検索し、人的な注意深さに依存することなくシステム的に防止します。

ファイル保存・OCR・全文検索

PDFなどの電子ファイルをクラウド上に保存し、OCR(光学的文字認識)処理を施すことで、ファイル内のテキスト全てを検索対象にする機能です。

この機能は、特に証拠資料が膨大になる大規模訴訟や調査案件において、情報の集約や検索性を高めてくれます。

記録の行数目盛り表示・手書き対応

電子化された記録に対し、紙の書面のように行番号(目盛り)を表示し、タブレットとスタイラスペンなどで手書きメモを書き込めるようにする機能です。

証拠説明書作成機能

日本の民事訴訟で証拠を提出する際に求められる「証拠説明書」の作成を支援する機能です。証拠説明書は、各証拠に一連の番号(甲第1号証など)を付し、その標目や作成者などを一覧にする重要な書面ですが、手作業では番号の重複や記載ミスが生じやすい作業です。

本機能は、システムにアップロードされた証拠ファイルと、自動で付与された証拠番号を連携させることで、証拠説明書の作成をサポートします。

通帳データ化(OCR)機能

紙の通帳の画像データをOCR処理し、取引履歴をデジタルデータに変換する機能です。特に、月別の収支計算や高額取引の自動抽出が可能で、破産・管財事件や成年後見事件での活用が想定されています。

時間管理(タイムチャージ)機能

弁護士の業務時間を計測・管理するための機能です。ストップウォッチのようなタイマー機能と、週単位での業務計画画面が提供されています。

タイムチャージ制を採用する事務所にとって、正確な稼働時間の記録は収益に直結する生命線です。本機能は、作業時間をリアルタイムで記録し、自動で該当事件に紐付けることで、請求漏れや記録の不正確さを防ぎます。クライアントへの請求書作成が効率化され、請求内容の透明性も向上します。

また、週間計画画面は、事務所の管理者にとって、各弁護士の稼働状況や事件ごとの投下時間を可視化し、事務所全体の収益性分析やリソース配分の最適化に活用できる貴重な経営データとなります。日々の業務記録を、事務所経営を改善するための戦略的資産へと転換させる役割を担っています。

LegalWin(リーガルウィン)の料金・プラン

新規ユーザーはフリープランから

利用料金には4つのプランが用意されており、新規登録では無料で使えるフリープランからスタート。有料プランでは、「スターター(月額/税込2,178円、年額税込1,628円)」、「ベーシック(月額/税込3,828円、年額税込3,278円)」、「プレミアム(月額/税込6,028円、年額税込5,478円)」です。プレミアムプラン(年額払)では、条件によってボリュームディスカウントが適用されます。

また、プランは自動更新です。新規ユーザーのためのフリープランは事件数30件まで(有料プランでは無制限)、訴状作成支援機能はひながた出力のみと、使える機能が少ないです。

※参照元:LegalWin公式HP(https://www.legalwin.jp/price/

legalwin(リーガルウィン)の導入事例

コスパに優れたシステム

他社のソフトもそれなりに良い点があるとは思いますが、こちらのきめ細かな対応は勝っていると感じています。時間管理機能も便利に使っています。この値段でこの品質はすごいと思います!

※引用元:LegalWin公式HP(https://www.legalwin.jp/

弁護士に必要な業務がカバーできる

月の費用はリーズナブルなのに、使い進めていくと、弁護士の視点が感じられ使いやすく、業務管理として要請される機能がほぼ揃っているのではないかと思っています。質問(問い合わせ)に対するご回答が速いのも、大変助かります!

※引用元:LegalWin公式HP(https://www.legalwin.jp/

もうこのシステムなしでは仕事ができない

業務メモを1つ1つ入力できる機能がとても使いやすいです。この機能のおかげで、いつ、何をしたのかを残せるため、とても重宝しています。また、出納帳もあることで、実費の管理も依頼者に紐づけて管理できるので、もうこのソフトなしでは業務ができません。

※引用元:LegalWin公式HP(https://www.legalwin.jp/

LegalWin(リーガルウィン)の運営会社とは?

代表が自作したシステムを元に立ち上げた会社

代表の橋本訓幸氏が自作したシステムを基にLegalWinを開発。法人として設立することでサービスの提供を可能にしました。

LegalWin(リーガルウィン)のシステム情報

会社名 合同会社LegalWin
所在地 神奈川県川崎市川崎区駅前本町11-2 川崎フロンティアビル4F

まとめ

弁護士が自身のツールを基に開発した「LegalWin(リーガルウィン)」は、直感的な操作性とタイムチャージ計測などの独自機能、AWS基盤の高いセキュリティを兼ね備え、無料プランから利用できるクラウド型事件管理システムです。

当メディアでは、弁護士の実務視点が生かされ、コストパフォーマンスにも優れた「LegalWin」を含め、日々の業務効率化に貢献するシステムを3つ厳選してご紹介しております。

最適なシステムを見つけるために、ぜひ各システムの詳細をご覧ください。

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THREE SELECTION
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ニーズ別・弁護士システム3選
弁護士システムといっても、最低限の機能を備えたシンプルなものから、自社の業務スタイルに合わせてカスタマイズできるリッチなものまで様々な製品種類があります。
ここでは弁護士業務のニーズ別に、マッチした機能を持つおすすめの弁護士システムを紹介します。
事件情報だけを
管理したい
firmee
(合同会社firmee)
firmeeのイメージ画像

引用元:firmee(https://firmee.com/)

おすすめポイント
  • 事件情報の管理に特化した、シンプルなシステム
  • フリープランで事件30件、連絡先件数2,000件まで無料利用可能
こんな弁護士事務所に
おすすめ

コストをかけず、シンプルに事件情報をクラウドベースで管理・共有できるようにしたいソロ型事務所など

訴訟書類作成業務
効率化したい
Trustice
(新日本法規出版)
Trusticeのイメージ画像

引用元:新日本法規出版(https://www.sn-hoki.co.jp/trustice/)

おすすめポイント
  • 訴状・答弁書などの作成を支援する豊富な書式テンプレートを搭載
  • 類似する相談内容のテンプレ登録が可能。案件のタスク登録手間を削減
こんな弁護士事務所に
おすすめ

事務業務が増加し、タスクを分担しながら、正確性を担保しつつ効率化を実現したいソロ・親弁型事務所など

売上稼働
まとめて把握したい
LEALA
(レアラ)
LEALAのイメージ画像

引用元:LEALA(https://leala.ai/)

おすすめポイント
  • 請求作成から入金管理までの運用を一元管理できる
  • 売上・稼働業務量を可視化。業務分析・経営分析が可能に
こんな弁護士事務所に
おすすめ

情報管理に紐づけて、出入金や稼働業務実績、売上を把握し、経営の合理化を実現したい経費共同型事務所など

        おすすめの理由:「弁護士システム」でGoogle検索したうち、上位表示される16社より、下記理由より選定(すべて2024.2.20時点の編集チーム独自調査による)
        ・Trustice…16社が扱う弁護士向けシステムの中で唯一、訴訟書類作成を支援する豊富な書式テンプレートを搭載。膨大な手間がかかる文書作成の入力を半自動化。
・Firmee...16社が扱う弁護士向けシステムの中で唯一、事件・連絡先を登録できる0円プランを標準提供しているシステム。とりあえず紙やExcelで行っていたような事件管理をクラウド上で行いたいなら適切
        ・LEALA...16社が扱う弁護士向けシステムの中で唯一、個人・法人のリーガルサービスいずれにおいても、案件管理・業務管理・会計管理・稼働管理・広告管理ができる機能を標準装備。基幹システムとしてマネジメントに活用可能          
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